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DAYS 治療院の日々

FDと姿勢と呼吸と鍼灸について

こんにちは。

自律神経とお腹のお悩み専門鍼灸師、フルミチ鍼灸院院長の杉山です。

今回は、「機能性ディスペプシア(FD)」と姿勢・呼吸・鍼灸のつながりについてお話しします。

胃の不快感や食後のもたれなどがあるのに、検査では異常が見つからない――。

そんな状態が続くと、「何をどうすればいいのか分からない…」という不安や無力感が出てくる方も多いのではないでしょうか。

ですが、FDの症状には「身体の使い方(姿勢・呼吸)」が深く関係しているとしたらどうでしょう?

そして、鍼灸にはそれを整える方法があるとしたら――。

そんなことを考えていたらブログにしてみようと思いました。


なぜ「姿勢」が胃の不調と関係あるのでしょうか?

私たちの胃は、横隔膜のすぐ下に位置しています。

猫背や前かがみの姿勢が続くと、

  • 横隔膜の動きが制限される

  • 内臓が物理的に圧迫される

  • 胃の血流や神経伝達が鈍くなる

といった状態が起こりやすくなります。

すると、「食後に胃が重い」「ゲップが出やすい」「みぞおちが詰まる」といったFD特有の症状が現れやすくなるのです。


「呼吸」も重要なカギ

FDの方の多くは、呼吸が浅い傾向があります。

これはストレス状態が続き、交感神経が優位になっているサインでもあります。

呼吸が浅くなると、

  • 胃の動きが鈍くなる

  • 横隔膜が十分に動かない

  • 消化機能全体が落ちる

など、悪循環が起こってしまいます。


鍼灸でできるサポート

フルミチ鍼灸院では、整動鍼という技術を用いて、「姿勢」や「呼吸の深さ」に関わる身体の動きを整えています。

具体的には、背中・お腹・足などのツボを使いながら、

  • 胸郭の広がりを促す

  • 横隔膜の動きを助ける

  • 胃まわりの緊張をゆるめる

といった変化を引き出していきます。

また、鍼灸の刺激は自律神経に働きかけ、「消化が進みやすい身体のモード」へと切り替える助けにもなります。

「胃薬を飲んでも変わらない」

「呼吸が浅くて食事がつらい」

そんな方にこそ、一度ご相談いただきたいと思っています。


最後に:書籍のご案内

検査では異常がない。でも毎日つらい。

病院に行ったけれど良くならない、次はどこに行ったらいいかわからない。

そんな方にこそ知っていただきたい内容を、一冊にまとめました。

『「きれいな胃してますね〜」と言われた時に読む本 -機能性ディスペプシア読本-』

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臨床現場の経験と、鍼灸学会での症例報告に基づいた実践的な内容です。

ぜひご覧いただければ嬉しいです。

クレジットカード・電子マネー・QRコード決済使えます。

フルミチ鍼灸院
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