

DAYS 治療院の日々
今日は勤労感謝の日ですね。
数年前から勤労感謝の日は『勤労できることに感謝をする日』であると思っている杉山です。
本日は祝日営業でした。
その中で『何か胃がど~んとして、腹痛があって便が緩いんです。』という患者さんがいらっしゃいました。
便のゆるみも色々とあります。
下痢を例に取れば腹痛があって下痢っぽいとき。
腹痛はないんだけれど下痢っぽいとき。
それによって鍼灸の治療ではアプローチが違います。
そこでも診断が必要であり、見立てを立てていきます。
そして、残された胃の不快感はどうしようかと・・・
ここ最近、お灸にてバチッといい感じなのがココ。
胃の六つ灸(いのむつきゅう)とよばれるところ。
漢方鍼灸医学のカリスマ的存在である池田政一(いけだまさかず)先生も、
『胃腸病には何でも膈兪・肝兪・脾兪が良いという。』とおっしゃっています。
スギヤマ治療院でもここにお灸をバチッと行います。
膈兪(かくゆ)
左右の肩甲骨の下端を結ぶ線上の背骨から親指1.5本分外にあります。
肝兪(かんゆ)
左右の肩甲骨の下端を結ぶ線上の背骨から2つ下とすぐ下の背骨の間
(専門用語ではTh9.10間の外)
から両外側に母指1.5本分。
脾兪(ひゆ)
左右の肩甲骨の下端を結ぶ線上の背骨から4つ下とすぐ下の背骨の間
(専門用語ではTh11.12間の外)
から両外側に母指1.5本分。
目安は肩甲骨の下端を結んで背骨との交点になるところに膈兪の高さ。
そこから背骨を2つ下に肝兪高さ、4つ下に脾兪高さというわけです。
最近では薬局にもお灸が売っているのでご家族にケアを依頼される場合は参考にしてください。
いやいやそんな事めんどくさいという方はそのお灸に加え、身体の基礎から築き上げる鍼灸治療を鍼灸院で受けるのもGoodです。
治療を受けられた方はすっきりされております。
これから忘年会シーズンに突入します。
胃腸をいたわり健康な生活を送りましょう。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照