先日、日本中にこんなニュースが飛び交いました。
『ロキソニン、重大な副作用に大腸閉塞など-使用上の注意に追記』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160323-00000004-cbn-soci
ロキソニンと言えばいまやモーラステープと同じように医療機関では手軽に商法される鎮痛薬です。
ロキソニンは薬局でも買えます。
そんななじみのある薬品に重大な副作用があると注意喚起されました。
ではまずロキソニンの作用をおさらいします。
<作用>
○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱
やはり痛みを鎮める事が最大の目的であるといえます。
では副作用はどうでしょうか??
<副作用>
腹痛、胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、消化性潰瘍、便秘、胸やけ、口内炎、消化不良、口渇、腹部膨満(お腹がふくらむ)
消化器症状が多いです。
この度、重大な副作用として小腸、大腸の狭窄・閉塞が追加されました。
つまり食べた食物が下に降りていかないというものです。
言ってみれば食物の道路である消化管が詰まる、道路で言えばトンネルが塞がってしまうのと同じです。
これは交通で言えば事故です。医学では入院させるべきものであります。
医療機関では消化器を保護するムコスタという薬が一緒に処方されますが薬局ではロキソニンのみですので更に注意が必要です。
まれにスポーツをやられている方でも痛みをおしてロキソニンを飲んで試合に出場という人がいるかもしれません。
しかし、これは大変危険です。
空腹での処方は更に危険です。
痛みが起こるまでに身体のバランス的なものの崩れが布石として起こっています。
それこそ痛い目にあってから動き始めて結果的にロキソニンを飲むといった悪循環は避けたいものです。
僕らの治療は副作用がないクリーンな治療です。
そうなる前の準備であり、予防は鍼灸やカイロプラクティックで治療をしておきましょう。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
ご予約・ご相談お待ちしております。


