母乳の成分の変化
スタッフの森部です。
母乳は赤ちゃんの成長や状況に応じて成分が変化していきます。
初乳(出産直後から三日目まで)
黄金の液体、天然のワクチンといわれるほどの成分があり、子宮から離れる赤ちゃんを感染や病気から守ります。
腸管をコーティングして、赤ちゃんが胎便をだすのを助け、黄疸になりにくくします。
移行乳(産後四日~三週間くらい)
脂肪分、カロリー、ラクトースが多くなります。
どんどん成長する新生児のための理想的な成分がたっぷり含まれ、免疫作用も持続します。
成乳(産後四週目以降)
赤ちゃんの健康的な成長と発達をサポートするための完全栄養になります。
赤ちゃんが体調を崩すと、お母さんはその病気と闘うための抗体をつくり母乳成分に加えます。
成長とともに、母乳中に細菌と闘う保護酵素が増加します。
母乳は赤ちゃんに合わせたオーダーメイドの栄養源といえますね。
このように柔軟で精密なシステムが働いていることは、自然の力の偉大さを感じさせ、母乳育児が特別で重要であるかを実感させてくれます。
ご予約・ご相談お待ちしております。


