土台が大切
こんにちは。フルミチ鍼灸院院長の杉山です。
今回は、「腸活」という言葉をよく耳にするようになった今だからこそ、見落とされがちな大切な視点についてお伝えします。
腸活というと、どんなことを思い浮かべますか?
「ヨーグルトを毎日食べている」
「発酵食品やサプリメントを取り入れている」
「食物繊維を意識して摂っている」
こうした取り組みは確かに腸に良い習慣です。
しかし、実際には「腸に良いはずのものを摂っても効果を実感できない」「ガスやお腹の張りが増えてしまう」といったご相談も多く寄せられます。
あくまで私の考察にはなりますがここには、大きな盲点があると考えています。
食べるだけでは変わらない理由
どんなに良質な食品を摂っても、体がそれを“しっかり消化・吸収できる状態”でなければ、本来の効果を発揮できません。
現代の生活では、ストレス・冷え・睡眠不足などが影響し、胃腸の働きが弱まっている方が少なくありません。
結果として、「消化力が落ちている状態」で腸活をしても、かえって不調を招いてしまう場合もあるのです。
腸内環境を整える前にまず必要なのは、消化・吸収する力を高めることです。
鍼灸で“消化できる身体”を整える
当院では、自律神経のバランスを整えながら、胃腸の働きを高める施術を行っています。具体的には、
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背中やお腹のツボへの鍼で、内臓の血流を促進
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緊張しやすい交感神経を落ち着かせ、リラックス状態をつくる
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「胃腸が動きやすい体内環境」を整える
こうしたアプローチにより、身体の内側から「消化しやすい体」「整いやすい腸内環境」へと導いていきます。
腸活の本当のスタートラインとは
腸活は、外から良いものを入れる前に、「受け取る準備ができているか」を見直すことが大切です。
鍼灸は、単なる“対症療法”ではなく、“体質そのものを整える医療”です。
腸内環境を整えたいとお考えの方には、まず「消化できる体」を一緒につくっていくことをおすすめします。
ちなみに私は畑をやってますが苗を植える前に必ず土壌を整えます。
まずはそういった過程が大切になってきます。
フルミチ鍼灸院では、過敏性腸症候群(IBS)、機能性ディスペプシア(FD)、潰瘍性大腸炎(UC)など、腸のお悩みに特化した鍼灸施術を行っています。
食事やサプリだけでは変わらなかったお腹の不調、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約・ご相談お待ちしております。


