消化力大事!
こんにちは。
自律神経とお腹のお悩み専門鍼灸師、フルミチ鍼灸院 院長の杉山です。
腸活という言葉が一般的になり、テレビやSNSでもよく取り上げられるようになりました。
発酵食品や食物繊維、乳酸菌入りのサプリなど「腸に良いもの」はたくさんありますよね。
でも、そういった腸活を実践しても「なぜかあまり効果を感じない」「むしろお腹の調子が悪くなった気がする」…そんな声を聞くことも少なくありません。
実は、腸活の前に整えておくべき大切なことがあるのです。
消化できる身体でなければ、腸活は逆効果になることも
これは僕の持論も含まれていますが、何度考えてもそう思います。
さて、腸活でよくおすすめされる「発酵食品」や「食物繊維」。
どちらも素晴らしい栄養素ですが、そもそもそれを消化・吸収できる身体の状態であることが前提です。
たとえば、胃の働きが落ちていたり、腸が緊張していたりすると、せっかく良いものを摂ってもかえって負担になってしまうことがあります。
ガスが溜まったり、下痢・便秘を繰り返したり、逆流症状が出ることもあります。
「いいものを摂っているのに調子が悪い」
そんなときは、まず“今の自分の消化力”を上げることが大切です。
自律神経と腸の深い関係
消化機能は、自律神経のバランスに大きく左右されます。
とくに、リラックスモードの「副交感神経」が優位なときに、胃や腸は本来の働きをしやすくなります。
一方で、緊張やストレスが続いて交感神経が高ぶっていると、消化吸収はうまくいかず、腸内環境も乱れやすくなります。
「ストレスでお腹の調子が悪くなる」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
つまり、腸を整えるには、自律神経のバランスを整えることが土台になるということです。
整動鍼で整える、消化と腸の働き
フルミチ鍼灸院では、整動鍼という技術を使って、
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背中やお腹にある緊張をやわらげ
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呼吸の深さを取り戻し
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身心が「消化できる状態」へ向かうよう調整します。
整動鍼の特徴は、「症状がある場所」ではなく、「全体の動きや働き」に着目すること。
たとえば、消化機能に関係するツボが、手や脚にあることも珍しくありません。
鍼で身体が整うと、腸だけでなく呼吸や睡眠の質も変わっていくことが多くあります。
そして、そういった身心の準備が整ったうえで行う腸活の方が効果的であると考えてます
まとめ:腸活の第一歩は、「消化力を上げること」
・腸に良いものを摂ることは大事
・でもその前に、「消化できる状態かどうか」を見直してみる
・ストレスや緊張があるなら、まずはリラックスできる状態をつくる
腸活は、健康づくりの大切な一歩ですが、焦らず順序を大事にしていくことで、より確かな変化が得られます。
「どこから始めればいいかわからない」という方は、ぜひご相談ください。
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