ふわふわするめまい×鍼灸
こんにちは。
自律神経とお腹のお悩み専門鍼灸師、フルミチ鍼灸院院長の杉山です。
今日は当院でも多いお悩みです。
「ふわふわする感じが続く」
「地に足がつかないような、浮いているような感覚がある」
「立っていてもどこか不安定…」
このような「ふわふわするめまい」は、耳の異常や脳の異常といった“病気”としての原因が見つからないケースも少なくありません。
そしてその場合、自律神経の乱れや体のバランスの崩れが関係していることがあります。
整動鍼ではこう考える
整動鍼では、ふわふわしためまいの背景に、左右差・筋緊張・呼吸の浅さといった「身体的な動きの歪み」を見つけ出します。
たとえば、こんなケースがよくあります。
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肩甲骨の周辺に強い緊張があり、首がスムーズに動かない
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背骨の柔軟性が落ちていて、呼吸が浅くなっている
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ふくらはぎがパンパンで、のぼせやすくなっている
こうした状態は、身体のセンサー(平衡感覚)に悪影響を与え、「ふわふわする」「地に足がつかない」感覚を引き起こす要因のひとつになります。
整動鍼では、肩甲骨の周辺やふくらはぎなどにある特定のツボを使って、からだの緊張をやわらげ、バランスを回復させる施術を行います。
めまいの原因を“脳”や“耳”だけに求めるのではなく、「今の身体の使い方」を見直すことができるのが、整動鍼の特徴です。
自律神経との関係
また、ふわふわしためまいの背景には、自律神経の不安定さが関係していることもあります。
たとえばこんな状況に心当たりはありませんか?
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緊張しやすく、常に気を張っている
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不安や焦りを感じやすい
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眠りが浅く、朝スッキリしない
これらは、交感神経優位(緊張モードが続いている)のサインかもしれません。
交感神経優位では筋緊張も起き、ふわふわするめまいにもなりやすいです。
鍼灸はこの交感神経の高ぶりをやわらげ、副交感神経が働きやすい身体の状態をつくるサポートにもなります。
ふわふわする「原因不明のめまい」には、身体からのアプローチを
病院では異常が見つからない。
でも、日常生活に支障が出るほどつらい…。
そんな「原因不明のめまい」に対して、鍼灸にはまだできることがあります。
薬に頼る前に、身体の内側からのアプローチを選んでみるのも、一つの選択肢です。
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